Instagramで、鳥羽和久さんが紹介していた『新版 おやときどきこども』(ちくま文庫)の一節を読んだ。

「『依存先を増やすこと』が自立であるという話もありますが、増やすまでもなく、私という存在に初めから多くの人たちの影が織り込まれています。その影たちを含んだ『私』を味わうことから、自分の道が始まるのだと思います。」

大学生のとき、僕は必死で依存先を探していた。ヒッチハイクをしたり、いろんな人に出会ったりするのも、そういう感じだった。早く自立しないと、タイムアップになってしまいそうな感じがあった。

でも、いざ大学を中退して、ニートになって一人になると、何もなくなったような状態で、山でぼーっとしていた。
祖父母とゆっくり話したり、先祖の話を聞いたり、大自然の中で気持ちよく起きたりする日々を過ごした。
この文章を読んで、その頃のことを思い出した。